また変なのに話しかけられた

ひとりでフラフラしてると、よく話しかけられるんです。
「○○の募金にご協力お願いします」素性のはっきりしない奴らにホイホイ金出せるかっつーの!
「手相の勉強してるんですが……」コワイヨコワイヨ
「今、すぐそこで絵画展やってるんですが。もちろん無料です!」(゜Д゜)ハァ?
……じゃなくて、会場で、ヲタの人に。
きょうの夜公演終了後、甲府駅まで20分ちょっとの道のりに足を踏み入れたところ――
変なの「モーニング娘。のコンサートに来てた人ですか?
(何だ? このタイミングで署名か?)
わし「あ、そうですけど。
変なの「誰のファンなんですか?
わし「松浦亜紺野……あなたは誰が好きなんですか?
変なの「……ああ、僕も紺野好きなんですよ。
(何か今、変な間があったよ! この人絶対紺ヲタじゃないよ!)
変なの「この前も原宿で会いましたよ。
わし「はい?
(何だ? 釣りってやつかな? それともリアルストーカーか?)
変なの「飯でも食って行きませんか?
わし「あ、いや、9時半の電車に乗らないと帰れないんで。
(つーか、アンタも東京から来たんじゃないのか?)
変なの「特急なら10時半くらいに出ても間に合いますよ。
(もう特急終わってるってば。ちゃんと調べてるっつーの。いったいどこに連れ込む気だよ!)
20分間、彼は延々自分とこんこんの関係を語りました。知り合いの知り合いだとか言ってました。こんこんが彼の姿を見つけると目をそらすそうです。わけわかりません。自分がいかにまっとうな人間かという話も披露してくれました。ふだんはクラシックとか聴くそうです。……だからどうした? つーか、「とか」って何さ? たぶんアンタよりは僕のほうがピアノうまいよ? 明らかに怪しいのに、にわかヲタの僕は、彼の話から穴を見つけることができませんでした。1月下旬から心にこんこんいっぱいでテンパってる僕の神経は、逆なでされっぱなしでした。